荒和雄「支店撤退」
荒和雄「支店撤退」、副題は銀行の内幕
バブル崩壊後の「あおぞら銀行」という下位都市銀行の浅草支店
地元浅草出身の高倉が支店長として移動してから1年で閉鎖が決まる
作者は元都民銀行出身で、浅草支店にも支店長として勤務していたようで、銀行の勝手な振る舞いを批判しているようだが、逆に現場で働く支店長奮闘記みたいなもの
私も自分の取引銀行ではないが、「銀行の身勝手な振る舞い」には泣かされました![]()
みずほになる前の第一勧銀
取引先の会社の債権を自ら取り上げ、いきなり会社と社長個人の口座を閉鎖
この時、社長は全く使い物にならない息子を現場に連れて、噴水のメンテナンスに来ていた
突然の事態が、携帯で知らされる
慌てふためいて、会社に戻る社長
その後、どうにもならず民事再生手続きも出来ないまま、破産
何があったのか、経営実態の正確な詳細は未だに分からないし知りたくもないが、お陰で我が社は2500万円の不渡り手形を掴まされてしまった![]()
第一勧銀は不良債権減らし・融資引き上げを急いだのだろうけど、工事受注残等からしてこの会社を潰しても得なことはなかったようだ
でも、そんなことはどうでも良い
第一勧銀の身勝手な行為のお陰で、こちらは2500万円の不渡りですよ![]()
他にも2000万円超の盤屋さん
二人で一緒に「なんとかしろよ」と、ダメ元でも社長に掛け合いましたよ
この時急遽借り入れた借金は、もうとっくに完済したので、今は平然としておりますがね
眠れませんでしたよ、ホント
お陰様をもちまして、創業以来22年、銀行に泣かされる事態は経験しないですんでるが、明日は我が身と絶えず心得えていないといけない
この国の銀行は、この国が変わっていないんだから、体質は全く変わっていない
かつて11あった都市銀行が今や3つ
大昔に叫んでた文字どおりの金融寡頭制
そんな支配形態とは無関係に、零細会社が銀行と付き合う方法の一つは、プロパーでは借りないってか
まあ、借りられる人が言うことですが・・・
大幅に話がそれましたが、この「支店撤退」、顧客に迷惑がかかるとか何とか言いながら、結構のんびりとした銀行内のお家のお話でした
きっと、荒和雄さん、いい人だから都民銀行お辞めになったんでしょうねぇ
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