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矢口敦子「償い」

矢口敦子「償い」

昼飯食った後、六本木あおい書店で腹さすりながらウロウロしてたら、オジさんが入店するやこの文庫本をいきなり取ってレジに直行

へぇーっと思い、平積みを見たら何か札が立っていた

「感動!」とかあったと思う

つられてバカオヤジは買ってしまったのだが、

ふざけんなよ

どこが感動だよ

駄作もいいとこ、つまんない!

ミステリィとしても面白くない

主人公は元医者

医療ミスや病院内の争いに敗れ、妻子を死なせ、「野宿者」になった

ホームレスとは言わないで「野宿者」を連発する

扱っている題材のもつ社会的意味なんて一言もなし

野宿者になった主人公は、自分を固有名詞から普通名詞になったと言う

なんの意味があるんだろう?

ホームレスや野宿者である人間は、既に「個」がなくなり、野宿者と呼ばれて括られていると言うことのようだが、ここにコイツの社会に対する立場がある

一見社会的な問題を取り上げながら、ただそれをくだらんミステリィの道具にしか利用しない

「弱者」をポコポコ殺しといて、悲哀も、悲惨も滲み出てこない

だから登場人物も浅はかなペラペラな奴にしか書けてない

矢口敦子という作家に怒ってもしょうがないが、つまらん札を立てんなよな、あおい書店さんよ

ったく!

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