浅田次郎「霞町物語」
浅田次郎「霞町物語」
ここんとこ、少々お忙しいのでブログも今一つなのだが、お忙しい理由は、お仕事である
チョットばかり新しい噴水をこしらえているのだが、土日に時間が取られると、夜パソコンの前に座るのがメンドクサイ
往復の通勤時間はほぼ唯一の読書時間であるのだが、そこそこは読めている
本がないとパニクるからね、マジで・・・
だから、何も知らずに懐に入れた本を電車の中で読み出して、つまんなかったりしたら、もう大変である
深呼吸をして、活字を一つ一つ丹念に追いながら、じっと本の中に己の小心が入り込めるのを願うのみである
情けない限りである
んで、「霞町物語」であるが、7割方ハズレ
作者自身の少年時代みたいだが、厭なガキだね
私も同い年で、東京の下町育ちだが、ガキの頃を過大に美化した話は辟易するばかりだ
嘘っぽさがハゲた頭のてかり脂のようで、ちっとも輝かない
まるで肥え太り、力なく垂れ下がった腹の脂肪を後生大事に延々と持ち歩いているようだ・・・
ここまで言うこたぁ、ないか
秀才の同級生の美少女が、作中に出てくるように性に積極的であったりしたら、オレの人生はつまんなかっただろうね、きっと・・・
主人公の少年は、霞町の写真屋の3代目
もちろん継ぐ意志はないのだが、お爺さんが「伊能夢影」の号をはる創業者
親父はその弟子であった
お婆さんは元芸者で、どうやら母親もお爺さんの子供ではなさそうだ
お婆さんとそのお相手の話も出てくるが、お婆さんはいくら江戸っ子だって、あまりのも良く描き過ぎ、小説的過ぎ
だけどお爺さんは、いい、素晴らしい
生きられたらこんなジジイになって死にたい
自己制御出来ているような斑ボケの感じが、何とも言えず恨めしい
どうせなら、お爺さん愛用のライカについて、お爺さんの蘊蓄が聴きたかったね
22年前に独立して、構えた事務所は六本木7丁目で、隣のビルは西麻布との境界だった
すぐ傍にホテル霞、これはまだある・・・と思う
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