青木玉「小石川の家」
青木玉「小石川の家」
幸田露伴の孫娘、といってももう80に手が届かんというお年
母親である幸田文が離婚して、露伴の住む小石川に10歳の玉を連れてで戻ってからの「苦労話」
露伴がうるさいじいさんだったのは有名。母親の文も、この人並み外れてうるさい親父をダシにいくつも本を書いている
孫は口うるさいじいさんと厳しい母親に育てられた何年間を書いて、芸術選奨文部大臣賞をとった
玉がどういう育てられ方をしたか、露伴や文がどんな暮らしをしていたかは大して興味もないし、面白くもない
私は生まれ育ちが、露伴の生まれた下谷三枚橋横町の近くなのだが、それでも面白くない
ところが終盤、様相は一変する
戦災を苦労してやり過ごした後の昭和22年、露伴が亡くなる「終わり」「”愛”」
そして「3日間」
母・文が病院で息を引き取り、母親のかねてからの希望でもあった小石川の自宅から送りたいと、葬儀の準備、通夜、本葬、焼き場へという話
大げさな修辞のない明瞭な文章
母を送る3日間を淡々と、深い愛情あふれる美しい言葉で・・・
この最終章は泣けます
10歳の玉をちびまる子ちゃん風にして?読んでいたから余計でした
還暦も間近というこのバカオヤジは、ホントに布団の中で泣きながら読みました
多分母親について他にも本がありそうだが、玉がこの少女時代を含めて自分の周りの人達をとても大事に思ってきたのがよくわかる
つまんないこと言うようだが、「女性の品格」という世にもくだらない駄文を読むくらいなら、この一冊をお読みななった方が100倍良い
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コメント
よかったみたいですね。わたしも読んでみます。「女性の品格」名前からしてくだらないです。品格ブームに迎合し過ぎ。
今日は猫の額ほどの庭仁芽を出したふきのとうで、「蕗みそ」づくり。
投稿 hoshino | 2008年2月16日 (土) 16時13分