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噴水と騒音

『子どもの歓声は騒音?』 (11日の朝日新聞の記事)

社員に見せられて、ビックリ

遂に来たか、と言うのが第一感想

、「西東京いこいの森公園」の近隣にすむ女性の使用差し止め仮処分を裁判所が認めて、噴水が止まり、スケートボードが使用禁止になったというもの

噴水を生業にしている者にとって様々な視点で、真剣に検討するべきだなというのが第2感想

子どもの遊ぶ声や歓声は「楽しげ」ですませていたり、水の音=いやし系等と、無条件に短絡してとらえていたのは確かでしょう

この問題は単純ではないと思う

私自身、朝のラジオ体操の「騒音」に、いつか怒鳴り込んでやろうかと思っているからだ

我が家は、道路1本を隔て公園に面していて、その公園で雨の日以外、毎日朝6:30からラジオ体操第1、第2そして太極拳風(太極拳ではない)の体操を7時前まで行う

その際ラジカセを使用しているのか、これが大きな音量なのである

6時25分頃からスイッチON

当然、土日でもおかまいなし

窓を開けていると実にうるさい!

まさに「騒音」である!

だから訴訟沙汰にした西東京市の女性の気持ちはよく分かる

新聞などを見る限り、今回の訴訟では、噴水で水遊びをする子どもの声に「騒音」を感じ、噴水の運転停止を求めたようだが、かなり気になる部分もある。

「工夫次第で子ども達が過度に興奮して歓声を発することがない施設を設けることが出来たはずだ」と地裁の判決文にあるようだからだ。

私は現場を見てないが、池水面部分を地面下にかくす方法で噴水を吹き上げている

ノズルはジェットノズルでしょう

インバーターや電磁弁を使って、いろいろな姿変化を演出させているようだ

子どもでなくとも、面白そう、楽しそう、そんな雰囲気の噴水だ

設計者や施工者は公園を訪れる人に、子ども達に楽しんでもらおうと思い造ったのでしょうね

では、「子ども達が過度に興奮して歓声を発することがない施設」とは、一体どんな施設なのだろうか?

噴水を見ても何も感じない、そこにあってもどうでもいいような噴水施設なんだろうか?

噴水の音が騒音だ、というなら解ります

確かにるさい噴水はあるし、またその音を消す方法・技術もあります

設計の段階で周囲環境を踏まえて、音の問題も充分考慮に入れて工夫もします

わたしは、「子ども達が過度に興奮して歓声を発することがない施設」という言い方に釈然としない

・・・・

何度も書きかけ、書き直しているが上手く纏めて書けないのは、もう少し熟慮すべきだからでしょう

社内でも議論する必要なのはもちろん、もう噴水は出てないが、実際に現地に行きます

騒音計を用意して、なるべく多く現場データをとりましょう

都市部の住宅地内の公園では、どこでも同じような問題を抱えているのでしょうからね

・・・・

子どもは興奮して歓声を発するものだし、それを抑えるような施設ってのがよく解らないからね

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仕事」カテゴリの記事

コメント

この噴水は水遊びができる噴水です。
ただ眺めるだけの噴水では、子供が大はしゃぎすることはありません。
噴水であっても、その他の水を使った遊具でも、子供は大はしゃぎするようです。子供専用のプールを思い浮かべるとわかりやすいです。

西東京市では、この公園を整備する前にも、他の公園での水遊びができる遊具からの子供の声が煩いと、深刻な騒音問題があったようです。

西東京市は民家のそばに水遊びのできる噴水を設置すれば騒音問題が発生する蓋然性が高いことを知っていて、あえて防音措置や住民との個別の話し合いを持たずに、この噴水を設置したところにこの騒音問題の本質があるようです。

投稿: 匿名 | 2012年3月12日 (月) 00時23分

コメントありがとうございます
匿名さんの対象としているブログが2007年10月、4年半経過しておりました
その後の西東京市の対応や地域住民の方達との話し合いなどの情報はうかがい知るところにありませんでした
私の会社は、噴水の設計、施工や管理も行っており、謂わば噴水専門業者です
私どもで管理させていただいている噴水現場も数百を超え、大小、公私問わず様々な噴水に接しております
この西東京市の新聞報道以降、私どもでも騒音計を用意したり、私どもなりに噴水と騒音、『水遊びのできる噴水』からもたらされる騒音に留意し、調査と言うほど大げさなものではありませんが調べてみました。
結果、『水遊びのできる噴水』で子供の声がうるさいと苦情がでたというような事例はうかがえませんでした
今に至っても、その事を理由に噴水がなくなったという事例を知りません
都市部の公園では周囲に民家があるのがむしろ普通という環境にあります
また、少子化のあおりで廃校になった学校跡地の一部を公園にする際に、地域住民の要望を聞くアンケートなどでは、噴水を造って欲しい、子供が安心して遊べる水場が欲しいという意見が上位にくるようです
私どもでも実際にそうした計画に応じた作業も何度かおこなっております
個別問題的なケースもあるのでしょうが、結局は行政側と地域住民とが話し合いを十分に設けるというのが必要なことですよね

投稿: RYOちゃん | 2012年3月13日 (火) 22時49分

お返事ありがとうございました。

西東京市の議事録データを拾ってきました。この記録からも、水遊びの声が騒音として苦情があり、遊具を閉鎖していたことがわかります。せせらぎ公園のほかにもはなみずき公園でも水遊びの声に対する苦情があり、いまでは流水の設備そのものが撤去されています(ネットで探すのは難しいと思いますが、、、)。

ネットでも、他の噴水で子供が水遊びする場面をアップしているところがありますが、結構大きな声ではしゃいでいます。通常の遊具でのはしゃぎ声ではなさそうですよ。これは、別の意味では噴水の水遊びが子供にとって他の遊具よりも圧倒的に楽しいということだとも言えそうです。思い出してみれば、昔市民プールに行ったころ、幼児用のプールでのはしゃぎ声が異様に大きかったことを思い出しました。実際、家でこの音量を聞かされたら我慢できないのではないかと思います。
ご指摘の通り、話し合いで何らかの防音対策を講じられれば良いのでしょうが、市は対策を講じることは拒否しているようです。この件でも一番の問題はここ(対策について市が応じないこと)にあるのです。


平成14年公園・緑地整備特別委員会(2002.06.18)
(いこいの森公園を整備するために議論していた委員会です)
68 ◯大川委員
◯大川委員 1点だけお伺いします。
 近隣住民に対してなんですけれども、先ほども何名かの委員から出ていますように、水を使ったときに旧保谷でも大変苦情が多くて、水を使うことをやめたという事例がある以上、やはり十分協議というか、意見を交換する場を絶対持たないと、納得いただけないと思うんですね。その前にここをつくる工事もあるわけですし、けやき小学校の例ではないんですけれども、近隣住民の方、非常に不満を持たれて大変怒っていらしたんですね。そういうこともありますので……。それと、懇談会に入っておられない方もいらっしゃいますし、傍聴にも来れない方も絶対にいらっしゃるんですね。そういう意味ではきめ細かくやはり意見を交換する場がどうしても必要だというふうに考えるんですが、これは検討をする余地がないんでしょうか、これだけ1点お伺いします。

投稿: 匿名 | 2012年3月15日 (木) 00時59分

ご丁寧なコメントありがとうございます。

口幅ったい様ですが、いくつが疑問を感じましたので書かせて貰います

子供が遊んでいる時に発する嬌声は、どんなときに大きくて、どんな遊びでは比較的小さいかなんて、わかるものでしょうか?
匿名さんの以下のコメントにはチョット頷けないものがあります
 「ネットでも、他の噴水で子供が水遊びする場面をアップしているところがありますが、結構大きな声ではしゃいでいます。通常の遊具でのはしゃぎ声ではなさそうですよ」
通常の遊具と、噴水で遊ぶ時と、子供たちの嬌声(歓声といってもいい)に具体的に違いがあるようなデータがあるのでしょうか?
そのような実証をされているような研究があるのでしょうか?
仮にあったにせよ、そこに問題があるのではないのではありませんか?
問題は、子供たちが何ではしゃぐかではなくて、近隣の住民の方が、嬌声の大小にかかわらず子供の嬌声を騒音と感じるかどうかだと思います
苦情を申し立てているのは大人の住民の方達なのですから

事前の話し合いで,あるいは苦情で住民の方達と行政側との話し合いで、ケースバイケースで解決できればいいのでしょうね?
その場に子供たちが入るのは適当ではないのでしょうね?

さて、「近頃の子供は家でゲームばかりしている」、「塾や受験勉強でコミュニケーションがなくなっている」と大人は嘆く
一方で、子供たちは外で思いっ切り遊んでこいと言っても、公園は昔のように広場ではなくて整備され老人や大人達の憩う場所ともなっている
野球、サッカー禁止の公園のなんて多いことか
まさか、ブランコや滑り台で子供が満足すると思っている大人はいないでしょう?
匿名さんも述べられています
「これは、別の意味では噴水の水遊びが子供にとって他の遊具よりも圧倒的に楽しいということだとも言えそうです。」
もしも、許されるのであれば大人だってはしゃじゃうのではないでしょうか?
こんな決めつけは些か過ぎるかもしれませんが、今の公園は、子供たちにとってそれ程魅力のある場所ではないのでしょう
これはチョット残念だと、私は思うのです
公園が持つ、一つの大きな側面がなくなってしまっているからです
もちろん、どんな公園も同列に論じるわけにはいきません
周囲の環境は、そこに住む近隣住民にとっても死活問題にもなり得るわけですからね
何も考えずに、公園内の事だけ処理すればいいという時代はとうに終わっているわけですから、ここは行政、地域住民共に話し合うしかありませんよね

また、「防音対策」ですが、基本的には有り得ないでしょう
まず、効果が期待できない、費用もかかる、日照権や景観上にも難がある・・・
それこそ二重三重の苦情が予想されますよね

拗らせるつもりはないのですが、ゲートボールのコツン、カーンという音も騒音だという苦情が持ち込まれたという話しを、ある自治体の担当者から聞いたことがあります
割と早朝からゲートボールを始めるのですが、苦情を持ち込んだ方は就業時間が若干異なるので・・・ということでした
今や9時5時就労だけではなく多様な勤務形態もあるのですから、納得できると言うことでお年寄り達のゲートボール禁止となってしまったようです
ここでも問題なのは、子供の水遊びだからとか音の大小ではなく、近隣住民の方達の受け止め方、行政の接し方、お互いの話し合い方なのでしょう
なんとかケースバイケースでも解決してもらいたいものです
でないと、都会の公園から水遊び場がなくなるばかりではなく、公園そのものがなくなってしまいそうだ

投稿: RYOちゃん | 2012年3月17日 (土) 00時08分

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