小川洋子・余白の愛
ご存知「博士の愛した数式」小川洋子のわりと初期作品
「余白の愛」
六本木あおい書店で昼休みに買ってしまった・・・持ってるもん、2冊目だもん!
普通最初の1~2頁見ると、過去に読んだかどうか分かるはずなのに、未読の「寡黙な死骸、みだらな弔い」の横に並んでいたのでツイ一緒に買ってしまった(同時に「食い逃げ・・・」も買ったんだけど・・・)
主人公は、耳に「病気」を持った女。離婚、速記者Yの指を愛し、現実とも幻想ともつかない微妙な空間に身を置きながら、F病院、かつては速記者の家だったホテル、二度と行けない博物館、耳鳴り、不思議空間を演出する材料が次々に出てくる。「さあ、行こう」と前向きな言葉で終わっちゃう。
Yが女の言葉を速記し、それは女の「記憶の断片」だという。だから1枚もやれない、と。そして速記に使っていた紙が無くなるとYは消えてしまう。センチメンタルではない、冷たく澄んだ空気か、流速がそんなに早くないのに清涼感漂う清流に触れたような読後感
多分、いつかもう一回読むね
物忘れ激しいから・・・
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