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小川洋子「寡黙な死骸 みだらな弔い」

小川洋子「寡黙な死骸 みだらな弔い」

月曜日から読み始めた短編の集まり。「11の弔いの物語」をまとめたのもだそうだが、三つ目の「老婆J」になってチョット読むのを中止しようと思った。それは話が繋がっているようだったから。今週は読む時間がなさそうだから。

本読みの時間は往復の通勤電車の中が殆どで、寝床では別の本(今はアサッテの人)読んでいるから、呑んで帰ったり、車で現場直行なんかすると、細切れになってしまう。こうゆう連鎖系は一気に読まないと、解んなくなっちゃうものだから・・・

個々の話はまあまあ面白いが、自分の死体を放置された冷蔵庫の中に発見する最終章「毒草」に至る迄の繋がりを考えてしまうと、ゴチャゴチャになっていて、前の部分に探しに行ったり、繋がる意味を考えたり、忘れていたり・・・細切れで読むとこんなもんですかね

「文庫版のためのあとがき」にこうあった。

「自分が過去に味わった読書体験のうち、最も幸福だったものは、ああ、今読んでいるこのお話は、遠い昔、顔も名前も知らない誰かが秘密の洞窟に刻みつけておいたのを、ポール・オースタ-が、川端康成が、ガルシア・マルケスが、私に語って聞かせてくれているのだ、と感じる一瞬だった」

これは小川洋子が小説の書き手として、書いているのだが、普通の「読み手」としてもうれしい感想だ。ならば読書の時間も優雅に勝ち取りたいものである・・・

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